ワンギリは9回。
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高校時代、海が近かった事もありよく行ってた。
海に沈む夕日に向かって涙ながらに「バカヤロー!」と叫んだりはせず、何を話すでもなく、ただたんたんと夕日が沈むのをじっと見つめたまま並んで座り、夕日が沈みきるのを待ってか「帰ろうか」と言い出す。今日の反省やイケてない自分を海に置き去りにして、明日への希望や期待に向かってゆっくりとペダルを漕ぎ出す。走り出した自転車は風を切り家路へと急ぐ。
男5人でなにやってんだろ。