春だね。
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くすりゆびのささくれを無理やり引っ張ったら血が出た。 キーをパチパチ叩くごとに血がにじみ、激痛が走る。
あー、あの時と同じだ。
登頂を目指していた俺たち。 そんな時、足場が崩れて宙吊りになった仲間との命綱を必死に握り締める。
「がんばれ!絶対離さないからな!」
そんなボクの手からはロープが擦れて血がにじむ。
「もういい・・・離せ!じゃないとお前まで・・・」 「ダマってろ!うおぉぉぉ!」
適当なコラムだと自分でも驚くほどスラスラ書けてしまう。