橙和鼻風邪。続けて書くと暴走族っぽい。
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以前行ってた美容院は男の人ひとりでやっていた。
そこの美容院は雑誌が豊富。全部その人の趣味だ。中にはエロ本もあったりする。でらべっぴんとか普通に雑誌と雑誌の間にあったりする。ちょっとしたトラップだ。間違ってエロ本を手にしてしまったときは最悪だ。手にとった本がエロ本と分かってあえて戻すと気取った奴だと思われそうなのでそのまま男らしく読む。
オレってダンディー。
違うか。
髪を切られながらエロ本を読み、髪を切りながらエロ本について熱く語る。今考えてもよく分からない空間にボクは身をおいていた。こんな事をしているから髪を切るだけなのにやたらと時間が掛かったんだな。
袋とじのあるエロ本は必ず開けてあった。
袋とじは見たいという欲求より開けたい欲求の方が強いボクとしてはエロさが半減して見る気が失せてしまう。だけど、モチベーション回復のために袋とじをじっくりと眺めるボクがいる。
見てんじゃん。