やっと、子供が帰って来た。
生まれたときは2500g以上あったが、どの子も200gほど落ちるので退院時に2300gの壁を越えられず、ママとは一緒に退院できなかったがやっと帰れる事が出来た。
そんな時、オジサンが同じ病院で亡くなった。
2人は同じ病院で、別々な形で退院する事になった。
オジサンは、ボクの子供が退院するまで待っててくれたのかな・・・。
ボクは、オジサンが好きだった。周りからは自由奔放に生きていると言われていたが、ボクはそんなオジサンが好きだった。
自宅に帰って来た、オジサンの顔を何の抵抗もなく見ることが出来た。これには自分でも驚いている。でも、顔を見て死の直前に苦しまなかったのかな?案外やつれてないとか真正面からお別れをする事ができた。
嬉しくもあり、そして悲しくある。とても複雑な心境だ。今日は眠れそうに無いので酒をあおってる。
ご冥福をボクの精一杯の気持ちで祈りたいと思う。