昨日行ったお店のレジの子が、スタッカートの効いたしゃべりだった。
「おまったせっしまっした」
しょっぱなからヤバイかんじがボクを襲う。単語の中に秘められた小さな「っ」ばかりが気になる。しかも、早口でしゃべるから何を言ってるのかさっぱり分からない。
「おっきゃくさっまの、おっかいけい・・・」
やめてくれ、苦しい。無になれ無になれと、その子を見ないようにしていた。
「たっだいっまわりびっききゃんぺーんちゅうでして・・・」
なんか、住所を書くとレジ価格から割引するらしくその説明をしだしたが、スタッカートと早口で、ところどころ噛みまくるしぜんぜん説明が分からなかった。とりあえず、割引って単語だけは分かったので住所は書いたけどね。
「あっりがっとうごっざいました」
いえいえ、こっちがありがとうございました。
あーおもしろかった。また行こう、彼女を見に。